2018年03月22日

佐藤幸雄とわたしたち 新作CDについて

佐藤幸雄とわたしたち

僕は最近になってホント約半世紀生きてようやく人に名前をつけることができた。それはとても名誉で責務で楽しいことだった。
CDタイトルにわたしたちって書いてありますがこれは新バンドの名前なのか、いやひょっとするとわたしたちって実はわたしたちのことでは?そうしたらわたしたちとは、いったいなんの意味があるのか、無いのか。佐藤幸雄の歌は必ずわたしたちに何かの手綱を投げるんだ。さあ、佐藤幸雄のイニシアチブが始まるよ!その歌にわたしたちは耳を傾ける。
アルバムの1曲目は佐藤節がいきなり炸裂、自問自答なのか、わたしたちなのか。←そうするとわたしたちって意味が身勝手にうごめいていくようで。でも佐藤幸雄とわたしたちは、間に(と)って区別してるしなぁ。でも英語表記なら(と)はandだよね。悪戯な遊びがあるのはすきすきスウィッチ時代からある特権であるがその得意とする言葉の意味の投げかけ手法で2曲目はまるでneu!基調のふにゃふにゃpopセンス。6曲目はイーノあの名曲をオマージュしていますね。この新生佐藤幸雄の音源を聴いて僕は思い出します。昨年にもしかしたら2年前に静岡で2daysライブがあり、一つはここみろくさんぶ、それから騒弦という
スケジュールで、先のみろくでのライブは数日前に急に大切な方との死別という事件の直後だったと思います。そんな最中ステージに帰ってきて歌ってくれました。僕たちはそのむきだしのパフォーマンスをいったいどんな風に受けたんだろう。過去の作品とは決別している力強い8曲目の名前はまだないを聴いてふと僕はそのことを思い出したのです。これからの活躍がますます楽しみです。stuck on you!

  


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2017年12月01日

今月15日の10周年飲み会

こんな事になるのは長いか短いか、わからない。僕はもともと逃げて逃げて逃げまくろうと努力したから。今月の15日でみろくさんぶが丸10
年経つ。逃げて努力というと可笑しな表現だが逃げる事は場合によっては肯定であり前進、表現と自己防衛の手段。まず音楽スタジオがあってそれからアビシニアンのブリーダー10年、それとバトンタッチでおでん屋のみろくさんぶ。それから民泊、中古レコード屋。ライブスペース。これらは全て逃げたいからこうなった。何から逃げたとは例えば暴力だったり押し付けだったりお金にからんだり、この世のシステムだったり。ところで僕は姓を変えたい時期があってそれはそれで自分の人生だし事の成り行きだと思っていた。まわりは反対されたが自分のなかでは理由もあった。それまで考えもしなかった血のつながり、家族の事。自分が幼少の頃の親の年齢がざっくり今の自分になった事を考えて、いままでどのくらい互いの意志のキャッチボールができていたかだ。それが兄弟がいるとなおさら厄介で複雑だ。デリケートで非力、ひ弱な僕は逃げて隠れてそしてやり過ごす。違っていたし合わなかったしそれを声にも出せなかったから今もお互い心底から笑えない。人並みに苦しく忘れたくても忘れられない。でも忘れようと振り切る暗示にかけてそんな中で生きた。ほんと素晴らしい、よく生きたよ。それは間違いない。誰もが特別ってことより人それぞれ。たぶん何だって気持ちを上向きに考えれば素晴らしいよ。同じように生きている。そう意識して1日でも生きる事で反応が何か起きる。今はどうなった!?なんと野田が2つ増えた!!変えるどころでなく、何て事だ!いやそういう事だ!ほんとこの年になってね、素晴らしいよ!僕は生きている!VELVETのRUN RUN RUNのあのギターソロを弾きたい気分だよ!あの時はR.ホロウは絵を描きたかったが無理だった。あの頃はだいたいにおいて逃げて逃げてうわの空だった自分。それは止めた。僕は思い出す、この道に初めて入った時あの厨房で目撃したさじ加減で先代達が様々なメニューを作っていた時の事を。CPやSNSの無い時代、それは経験値と裏技だけが頼りの彼らは平然だった。今でこそその敬意は過大だけどあの当時は驚く余裕がなかった。あの使命感は必死だった事。そして僕らも育った。あの素晴らしさを理解してから僕なりのやり方で繋げた。10年の節目みろくさんぶご贔屓してくださった皆さんに感謝の意を込めて飲み会があります。12月15日午後5時より、よろしかったら是非お越しください。会費1500円で飲み放題食い放題やります。いつものおでんも串焼も焼きそばも食い放題です。よろしくお願いします。長文ですみません。ありがとうございます。あとこの日はライブはありません、飲み会だけです。
  

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2017年05月13日

4月1日はとても濃〜いイベント、そしてAbekawa橋レコード誕生!?でした。みなさんありがとう。





みろくさんぶは今年で10年目になります。その年月にいろいろありましたが僕の中では10年周期で何か変える、または新しくやりたい、と思っている。
システムは必ず僕らを搾取してくる、だからそのなぞった生活に危惧することが僕のテーマ、そして自分を取り戻す事。
一見ごった煮のようなこのイベント。あれもこれもやったら面白いだろうと、でも所詮一人の痩せ男。やれることなんてたかがしれてるし、自分をわかっているつもり。ネットは利用しても毒されない。同じ多数だからという押し付け価値観で共有するなんてまっぴらごめんだ。機は熟したようだし僕のチャントにレコードが加わっただけ。おでん、民泊、スタジオ、レコード・・・・チャント、チャント♬
今回Abekawa橋レコードを立ち上げるにあたってアナログレコード、ちょいと都合が違うようだ、というかレコードはあの頃私たちが憶えていた手軽さは無くなりビンテージになろうとしている。なんてこった。僕はレコードが好きで約30年間ちまちま集めて買っていたレコードと遂にオサラバする時期だと痛感している。とはいえネット社会がはびこる今、実店舗を運営は大変であるし、継続することの苦労は経験しないとわからない。
ここに来てくれた何人かは物事において客観視できるし、自分の意見があり、共存している。謹んでそんな方々と出会えてまたは改めて会話できて感謝します。同業のM氏には開業ウエルカムとても嬉しかったです。
ビギナーの今、どこまで続けられるかわかりませんが日々やっていくしかありません。幸い僕も相方も経験者ではあるのでなんとかするでしょう。
さて、遅らせながら今回の出演者さまの感想というか特にこの方やこのバンドについて思ったこと、無礼講ですみません。
収穫としては柳茶屋の素晴らしいバンドサウンド、ベテランの風格さえあり若い世代には模範になると思う、なんちゃっておっさん演奏家?が多い静岡なのでこのバンドは安心。基本はダークロックな彼らのようですがこの日は春めいたアプローチのようでとても嬉しかったです。そしてみなさんが注目の佐藤幸雄。僕はみろくでの佐藤さんの出番までじっとほかの演奏を観察している様子をよくみる。そして終了後に言ってくれるんですがこのブッキングはここだけでしかありえないと。どれもこれもべつべつでかぶりがないのにばらばらではないと。この日トリは佐藤幸雄である。この長丁場にもお客さんたちはほぼ帰らず佐藤幸雄の言葉とギターに耳をかたむけていた。言葉もそのリフも身近なのに奥が深いというよりその奥が長い。技巧的にも磨かれているけど驕りがない。昨年の会議室貸切の基本毎日ライブ〜フジヤマでの週末必ずバンドライブ、それからCDRW20枚組のセット販売。そして今年は佐藤幸雄は何処へ行ってしまうのかと。ますます今後の活動が気になりますね。個人的にはkawamukouの素直な気持ち、心に刺さり泣きそうになりました。Thanks.
今年はいろいろありそうだし、あるでしょう。実際GWにはサプライズな方が来店されてどちらも幸なお話であった。人も生活も環境も少しずつ変わっていく。それは各々自由に選んで進んだ道だし、単純にそうあるべきだと感じます。



  


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2017年02月24日

★来月の3月4日、みろくさんぶにて開催の強烈なライブイベントのお知らせです★

「望月治孝 生誕40年」
日時:3月4日 午後7時半〜開演
場所:静岡みろくさんぶ
ゲスト:青木知幸(UP-TIGHT)
パワーオブプレコ
入場料:千円(レアCDR付き)
ここ静岡市では稀なアルトサックス即興音楽家として東京時代も含めその長いキャリアにおかれて、地道な独自の手法とその人間性と共に全く他を受け付けないナルシシズムであり、ある種脅威である。それは度々アナログLP、ソロCDリリースをし続け、確固たる証拠としてその存在を裏付けている。昨年の友川カズキ新録CDにゲスト参加は鮮烈であった。
そしてこの生誕40年という銘打ったイベント。
今回のフライヤーの裏に彼が書いた文章ははっきりいって
そうとうイかれてます。これは彼の本心で、真実で、誰にも勧めることはできない彼の大衆性のない演奏、全てが地味な挑発的な衝動なのです。そうした常に窮地に立ち向かう姿勢、誰もやれないことを志す生々しい姿は、いまの搾取されるシステム化の生活にきっと翳りやメリハリを感じ取れると信じています。
以上 みろくさんぶ宣伝部より

アルトサックス奏者、望月治孝ライブがあります。3月4日、場所はみろくさんぶ、夜7時半〜ゲスト青木智幸(up-tight)、パワーオブプレコ。
入場料千円(レアCDR付)
彼は2月はピリピリしている。特に14日までは。静岡という街に彼は友がいない。東京時代ではそうでないのにね。彼は本当に自分本意に動く。人の意見なんて聞くどころか、悪態ばかりだ。人との繋がりは時に自我の心体を研磨し、成長を促す。しかし彼はしない。そして音楽の話になると幸せそうに元気になる。だか、音楽や女の事は勝ち負けが大事らしい。彼は負けたくないと呟く。
いつものようにサックスをプーッと吹くライブである。床一面に大汗を流して。彼の歌もの曲も披露します。これが傑作で精一杯イカれて演奏するライブなので楽しいですよ。是非、ご覧ください〜
以上 R・ホロウより

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2017年02月22日

さむたい〜あっフィソロう♫ハロ〜ハロ〜ハウLOW

勝手な僕の☆D・ボウイ☆罵詈雑言
一昨年突然の死去。時間も経過したので1周忌ボウイ。で、僕の中のカリスマ五本指の一人。本当に多くのいい曲書いた人、お疲れさまでした。
親指(L・リード)Velvetのサード(もちろん1曲目)を初めて聴いたpunkに夢中な厨房が洗礼を食らったその衝撃が最初、そして説明不要バナナ。人差し指(D・ボウイ)いいとこ取りの天才です。中指(K・エアーズ)結局当たらなかった不運なカリスマ。クスリ指(S・バレット)偉大すぎてノーコメント。小指(次点というかまだ生きてるけどP・ハミル)☆僕はとにかくジギーに感化された思春期。ロックンロールの自殺者。5年間。あの火星からの蜘蛛たち幻想、すこぶる没頭し、L・リード、バレット、I・カーティス、など退廃的なミュージシャンを迷いなく聴き漁った。ボウイフォロワーはたくさん聴いたよぉ。それに没頭し、あぁなんて社会に生きにくい自分を簡略的にしか思わず、若いまま、それは遠くない日があって死ぬんだろうなと本気で考え始め、自然に自分のその日が近いかもと時をしばし待った。しかし死ななかった(笑)。☆あの学生の頃まだ映像ライブが珍しく(まさかの平気でダビングした)VHSテープをレンタルして(確か500円)、それはNHKヤングミュージックショウ(ダビングのダビングで画像が波打って酷)の日本公演(stage時代)を見てブリューのステージングのダサいったらありゃ。だから駅はよく聴いたなぁ痩青白公爵。ともかくボウイの巧みなジギーというアイコンはP・ゲイブリルの被り物キノコよりわかりやすく断然曲がPOP、なによりかっこよかった、犬(これも良く聴いた)は演劇的で深くどっぷり浸かった感じ、怪物はNW的。とにかく各アルバムコンセプトが飽きない。たいがいいいとこ取りなのにオリジナリティが鮮烈であるのだよ。でLOWを初めて聞いた時アルバムのクオリティはもちろん、好い加減の対訳確か岩谷宏だと思ったけどいまでもたまに聴く。僕の中でここでジギー時代のワンマンイメージを払拭するその周りのユニークな演奏家たちの存在にすごく驚き興味が湧き、そして彼らにどんどんのめり込んだ(英雄はフイリップ色が強く→まるでred。ロジャーの素晴らしき航海良)。今聴いても違和感ない秀れた参加ミュージシャンのレスポンス。しかし当時何故これらが主流にならずマニアライクなのかと腑に落ちなかった。実はL・リードなんかも同じように思うけど早死にできず長くシーンにいると駄作も多い。レッツダンス(地味にmetroの曲あり)のアルバムヒットはリアルタイムだったのでその頃のインタビューなどは印象深く覚えてる。180度変わっちゃったって。特にシリアスムーンライトツアーあたりのバブリーなセンスは本当酷い。あのロックの幻想からずいぶん変わって。その後のスランプでtin machine(これはほんとにいらない)とか、その後ステージでジギーの曲やらないとか言って、全盛期オンパレード締めツアーやったのにもかかわらず、ちゃっかりその後やってるところとか。ほんとクソヤロー、けどそれもボウイ。昔腐ってもボウイって言葉があったようなないような。ところでまだ90年代の頃にある大手中古レコード屋にボウイが駄作(ゴメンね)を作るとそのコーナーにああ、もう落ち目で引退するから早めに名盤を買えとか、L・リードは今年、体がやばいみたいだから死んで高値になる前に買えとか、シドのコーナーなんか若き全盛期の写真と糖尿病の中年おっさんの現在の写真と並べて貼ってあった。幻想も終わりですゎ。あの頃の辛口リスナーは彼ら先駆者がスランプだと本当に嫌った感があった。今思うとあれら先駆者のプライドがその後のムーブメントにどう乗り切れるか様々で楽しかった。うろ覚えだがK・エマーソンたちプログレバンドが当時のパンクムーブメントの時は脅威で俺たち仕事がなくなるって話とか、A・パートリッジがグランジ全盛期の頃英国のみんなはニルバナみたいのが好きなんだろって嫉妬してたし。あーどうでもいい話だ。
★遺作。聴いた時怖くなった。全身全霊な力作ではないか。刺し迫った壮絶な姿勢や危機感を絞り込んでいる。結果的にこの早すぎる終演というタイミングさえも使ってボウイの歴史に幕となった。残念です。でもごめんなさい、ほんとに僕は興味ないアルバムはあるけど、輝かしい名盤はいつもある。彼らがこの世に居ない事実は本当に寂しくないです。  


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2017年01月29日

神様、僕はタイレルコーポレイトには入れない。

ハロ〜!ネット概念に毒されていかがでしょう?ツールとしてはとても便利で都合が良い。久しぶりのブログ、自分の趣味なお話しですいませんが書きますね。実に何十年ぶりに見たんです、この映画ブレードランナー(最終盤)。(タイトルはW・バロウズの小説タイトルの使用料払ってつけたんですねエンドロールに出てくる) 関係ないけどJ・リッチマンのロードランナーも好きだし、須山さんのマラソンランナーも名曲。さて、最初に見たのは劇場でなくビデオでしかもダビングのまたダビングのきったねえ映像、高校生の時に友達の家で見た。それでもこのサイバーパンク的なSF描写と最後まで緊迫するストーリーは楽しよ。それでも今更感に反応する皆さん、そんなことありません本当にやはりこれはもう一度見ても素晴らしい名作です。理由→2016年にすでにロイは製造されている!個人的に思ったんですがロイは神の化身ではないかと再確認する展開がかっこいい→タイレル博士はロイという最高傑作を作り上げたのに部屋では株取引をしている(最低)チェスで負けて部屋に侵入され殺される!デッカードとの対決での最後のセリフ。それと格段に映像がきれい!もちろんダメな男を演じてるH・フォードがいいね。んでね、一つだけ腑に落ちないことが音楽のヴァンゲリス。個人的にここだけは入り込めない。やっぱシンセの音がだせぇ、あの80年代だからわからんでもないが。他にいなかったのかな?AEOCだったらどうだろう?enoではベタすぎか。ところで腑に落ちないという話を最近お客さんと話してたんですが、それはアニメのこと。拙者(笑)は映画は実写とアニメと比べたら断然実写派なんです。(CGは論外) なぜかというとアニメは監督や原作など忠実にというか完璧に近い具合で完成しやすいのに対し、実写は役者やスタッフその背景などアングルに入る全てと監督側とのイメージや予測にずれや違和感など発生しつつその軋轢などを解消して作られているんではないかと思う。その例えは撮影中に事故や事件などの思いもしない何かが起こったりすると作品がまたどんどん化けるみたいに。これは一人の作者の打ち込み音楽と2人以上のバンド編成と少し似ている気がする。具体的な話。宮崎作品はどうか?ってはなしをしたんです。うん、作品作りは本当に他を寄せ付けないグレートな作家ですね。悪くないし素晴らしい作品は多いです。でも何か腑に落ちない。それは女の趣味(ロリ✖️)。この論点からいくと、押井(アヴァロンの女は⚪️)のほうがベター。あとネットで調べて面白かったこと、原作者のディックは映画公開時の82年に亡くなっている(封切りは6月でなんと死去が3月)、レプリカントrepricantは造語だった、(これとディックって2つの発音がなんか⚪️) 原作は68年発行(拙者の生まれた年)。
さあ、今年の10月に新作ブレードランナー2049公開しますね、期待してます。
avalon


次回はD・ボウイのこと書きます。
  


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2015年04月23日

1月11日と2月22日

今年にはいって一月二月ととてもユニークなブッキングでお世話になっているセニョール、芳澤さんの企画ライブが続いた。どちらもローカルバンドが出演ですが、今回はブルーグラスカントリーバンド、カントリーロックバンドが特に驚きなライブパフォーマンスでした。

前者はなんと60~80代!
の男女混合のバンド。こちらは無論背筋のピンとした演奏者たちでこの演奏の様子がとても良い。
何せ音が小さいのだ!だからみんな耳をすますし目立つ。お互いの音を確認しながら1つの音になろうとしている。
その慎ましさが優しいのです。
後者のカントリーロックは骨太ビートロックでありながらブルージーなノリとグルーブが
完成されていてお手本的なバンド。こんなバンドに入ったら気持ちいいだろうと想わせます。

今後の芳澤企画は要チェックです!


  


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2014年12月30日

sunbient cafe 真骨頂

2014年、12月の恒例の年越しライブにかわって
このイベントが開催された。
いつものライブとは違いこれは少々縛りがありました。
まず、
ソロ(必ず1人)で
オリジナル曲、
手ぶらで来る(当店の楽器あるいは機材)
を使用、演奏は10分だけ。

総勢(この店にしては多い)13名が出演し、
アマチュアではあるがその独自な世界観をこのスペースが
いかにカルトな空間であるか啓示したイベントとなった。
これだけの多数なので出番は当日にくじで決めるといったところも楽しかった。
それがまんまと一番が自分だったり、うーん焦ったわ。

基本的なスタイルのギター弾き語りが多かったですが
フリージャズピアノ、ドラムソロ、ピアノソロ、演劇(道具持ち反則)、
へんてこラップ、アカペラなど、さらに飛び入りも数人(珍人来た)!演っているのも、見ているのも
極めて制約した姿勢(どこにでもある楽器)から個性を表現している様子がとても身近に楽しめたのである。
こんなパンクでストイックでラディカルなイベントないぜ!
これは正にここの店の特性で始まったものである。
このスピリットに共鳴した出演者たちはさらなる道に向かっていくだろうと思うと
やはり音楽の力は素晴らしいし、上手い下手ではなく、誰かの物まねはここでは通用しない。

レビュー(特に気になった方々)
ソナー
ピアノで歌という、予想外な展開とその演劇的な表現が今後の展開に
楽しみである。
豊島正巳
フリージャズピアノ奏者で繊細でいて迫っていくような音感が際立ってました。
libido from dayfly,under the forest(特別参加)
二人ともとんでもなく酔っぱらいですが酔わなけりゃもっといい。
underは久しぶりに、そう壊れていて、まあ会えてよかったな。
望月治孝
サックスでない彼の演奏はとても貴重です。
杉山ハム
今回の中では一番元気なこの方、ほんとうに声でかい。
ダークロッカー達をよそに、とてもバランスがよかった。
kazu,あゆ(特別出演)
お二人の出演によってこの会がいかに異種格闘技的に彩り
素晴らしい演奏を聴けて改めて感謝致します。




来春にも第二弾を企画したい。

みろくで手ぶらで来てソロ10分


  


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2014年11月26日

12月13日佐藤幸雄ワンマンライブのお知らせ

70年代末、日本のパンク/ニューウェーブ時代
活動していたニッチなアーバンポップバンドの重鎮である
すきすきスウィッチの首謀者、佐藤幸雄がみろくさんぶで
ライブをおこなう。

panted by R.Hollow 2014

フライヤー裏面 2014

佐藤幸雄がエレキギターで弾き、何かを歌う。
その何かはどこかに落ちていたり浮かんでいたり
あるいは潜んでいていつしか姿を表したり、
非常~にフレキシブルなのだ。
それはかつて僕らが憧れていたロック的なたたずまいを
思い起こしてくれるだけでなく、人前で歌う、またはギターを弾く
というごくシンプルな設定から僕らの前でしつこいほどにつきまとい
どこかで起爆される何かであると思う。
つまり後々に生理的なイヤな発汗から、
逆に好都合なにがりのような大切な物までが出てくる希有な音楽家である。

是非会場で体験してください。

12月13日(土曜日)
場所 みろくさんぶ
開演 第1部19:30~20:15
   第2部20:30~21:15
チャージ 1500円(1ドリンク付)


  


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2014年11月03日

みろくさんぶと佐藤幸雄part1

大昔、魚類たちは陸を眺めて両生類さらに爬虫類・・と
変貌をとげる・・・
マイノリティの不可抗力なのか必然なのか。
難しいことはわからないけど。
僕はこの商売を始めて
不安であることは百も承知でした。
全く予想できない事ばかりで
それはそれは独立する前の以前の長く勤めていた店では
ありえない、失敗や過ちがひっきりなし、当然誰も守ってくれない。
自分しかいないのだから。
あそこはとても安全な場所だったし、半人前の自分でも生きて行けた。
だから無能でいた方が楽だし、野心を持つと目立つのがイヤだったのか?
半端なほうが生きる権利を与えられるのか。いや、あきらかにだらしがない、それだけかも。
2001年の同時多発テロ。無能な僕を動かした事件だ。
生きたいというより自我の存続。
さて、ひとりでやるには仕事の内容には自信があるというよりも他にそれしかできないから
とにかくやってみようでした。
2007ー2013までいろいろありました。
細かく憶えていないけれど
その間にとてつもない出会いや喜びが多かれ少なかれ
もちろん張り裂けそうな苦しさもありましたが・・
わかっていたけれど一番の苦手がお客さんとの会話です。
しゃべるってほんとに疲れます。

2013年10月
あるひとりの50代くらいの男性客が来店、
その方はがっしりした体格から身につけていた大きめのリュックを
おろすとおでんの注文を僕に告げた。
ごく自然なやりとりに、僕は新規のお客さんだと
すぐさま食べログ見た方かな・・そんな感じで会話を始めてみると・・
「ダンカンブラウン・・の国内盤これは珍しい・・」というお客さんのセリフに驚くのです。
店のディスプレイを眺めたその輝く目に次々とロックネタが
でてくるではありませんか!スパークス、10cc、XTC、バズコックス、キンクリ・・・
ここまでは今までのバンドつながりでよく出逢う話なんですが、
そのリュックからおもむろに取り出したCD、ご自身がやっている「すきすきスウィッチ」の赤盤青盤なのです。
ガビーン(続く)  


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